精神療法

過食症の患者さんは精神療法にも積極的です。認知行動療法で述べたように、過食行動は入院するとあっけなくおさまるのですが、家に戻ると繰り返されます。それでも過食行為は、あまり抑制しなくても精神療法をすると、ストレスで過食がおこるか、おこらないかある程度の予測が出来るようになり、過食自体はそんなに問題なくなってきます。
そうすると、精神療法へ集中して抱えている葛藤や悩みを解決、克服する方法について一緒に考えられるようになります。
しかし過食の患者さんは恵まれない人間関係、家庭環境、不幸体験を抱えている人が多いため、悲しみや苦しみが怒りとなり問題行動であらわれたり、周囲への攻撃という形でむけられたりと、非常に大変な治療になることも多いです。
心の傷を癒し、安心感を感じ、悩みや葛藤をひとつずつ克服しながら、成長していくことを援助していく事が大切なのです。